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未来の科学技術を子供たちに託す。 ジュニロボ <JRO>

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Raspberry PI を使った RobotRECRUI

ネットワーク環境をつくってみる。。

 Raspberry Pi には、2種類のモデルがあります。Model B はメモリが512MB、USBポートが2つ、LANポ
ートが1つ搭載されておりますが、今回使用する Model A は、メモリが256MB、USBが1つ、LANポートは
搭載されてませんので、このままではネットワークに接続する事ができないのでUSBを使用した無線LANで接続
実験をしてみます。

 まず、USB の WiFi アダプタを準備しますが、一般のアダプタに添付されるドライバはWindows対応となって
いるので、Raspberry Pi OS の Linux に対応しているかは、実際に動作テストしてみる必要があります。



 今回使用する無線LANルーターは、ELECOM社製

 Lpgitec : LAN-WH300AN/DGR

 












 今回準備したWiFi アダプタです。( 画像拡大できます。)

 BUFFALO社製

 WLI-UC-GNM2









WiFi アダプタが Raspberry Pi で使えるか確認してみましょう。

 WiFi アダプタが認識されるかどうか確認してみましょう。
ログファイル(Rapberry Pi の状況を随時記録しているファイル)を確認すれば解ります。
ログファイルを表示するには、「tail」コマンドを使います。-f オプションを使うとリアルタイムにログを表示
できます。

まず、解りやすい様にWiFi アダプタは USB から抜いておきます。
( 中央部のアダプタが、WiFi アダプタです。左の同様なアダプタは無線マウス、無線キーボード用です。)



画面上のコマンドラインに下記コマンドを入力しましょう。( 黄色部分が入力部分です。)

sudo tail -f /var/log/messages

最初は、下記画面の半分程度のメッセージが表示されています。
そこで、WiFi アダプタをUSBにさします。
即、画面上に追加メッセージが表示されます。( 新たに高速タイプのUSBが認識されています。)



続いて、iwconfig コマンドで無線LANのインターフェースが認識されたかを確認しましょう。
ハードウエアが接続され正しく認識されると、そのハードウエアに対応したデバイス名が用意されます。
wlan0 というのが、無線LANのインターフェースの名前です。
eth0 が、有線LANのインターフェースの名前です。
もし、wlan0 の表示が無い場合は、ドライバは正常に読み込まれていません。

$ iwconfig

下記画面上には、wlan0 が表示されてドライバが正常に読み込まれて動作しています。



WPS で無線LAN を自動設定してみましょう。

 最近の無線LANのアクセスポイント( 無線LANルーター )には、WPS や AOSS といった自動設定の機能が
あります。ボタンを押すだけで設定が完了し、SSID や パスワードを設定せずに WiFi 接続ができます。
( もちろん手動設定も可能ですが、簡単で間違いのない自動設定を利用します。)

 Raspbian に付属しているツール「WiFi Config」は WPS の自動設定に対応していますので、これを使って設
定をしてみます。
 WiFi Config は、デスクトップ環境で動作するソフトの為、下記コマンドでデスクトップ環境を起動します。

startx



デスクトップにある「WiFi Config」をダブルクリックしソフトを起動します。



WiFi Config が起動します。「Adapter」の所のプルダウンメニューで「wlan0」が選択されている事を確認し
「WPS」タブを選択します。



アクセスポイント( 無線ルーター)側をリセットします。
リセット後、すぐに「PBC-push buuon」ボタンをクリックします。
しばらくすると下記画面の中央部の Status: に、Connected to network と表示されネットワーク接続された事
が確認できます。



Current Status タブを開くと、現在接続しているアクセスポイント情報が表示されます。



これで設定は、正常に終了しました。
デスクトップ上のネット接続アプリケーションソフトでネットに接続してみましょう。

デスクトップ環境を終了するのは、「CTRL」+「C」で終了できます。






  

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