RX63Nーけいはんなジュニアロボットクラブ

画像処理用CPU（ RX62N／RX63N ) の準備RECRUI

初めに！！

　ロボットに目を持たせる為にカメラを使いますが、カメラでとらえた画像をCPUで処理をさせようとすると、
今まで使っていたPICマイコンでは、役不足となります。リアルタイム（１秒に数枚の画像処理能力）に画像を
処理させようとすると、より高速、高機能のCPUを選択することが要求されます。
　今回対象としたCPUは RENESAS製（唯一の国内製品）RX６３N（３２Bit／９６MHｚ）です。
まずは、このCPUチップを実装している基板（ GR-SAKURA-FULL ）で基本機能のチェックをして行きます。
（画像処理は後日対応）

　入荷時は、可愛いピンク色のパッケジに桜が散りばめてある女性向けの製品となっている。（ \4,940- ）
取り出した基板もピンク色のこれまた女性を意識した製品となっている。（写真は赤色だが、実際はピンク）

＜動作確認＞

　スライドSW（ SW3 ) が、「RUN」側である事を確認
　そうでない場合は、「RUN」側にスライドさせます。

　USBケーブルで、SAKURAボードとPCを接続します。

　下記の写真の様に、４個の青色LEDが、一斉に点滅し
　ます。（ここまで進めれば基板は正常です。）

　次にリセットSW（ SW1：茶色のボタン）を押します

　SAKURAボードが、PCにドライブとして認識されます
　GR-SAKURAというドライブが表示されます。
　（下記画像）
　上記ドライブの中のショートカット名
　「SAKURA BOARD for Gadget Renesas Project 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Home.html」を
　ダブルクリックすると下記WebサイトのTopにジャン
　プします。
　http://sakuraboard.net

＜上記Webサイトに従ってサンプルソフトを動かしてみます。＞

① Web コンパイラにゲストでログインしましょう。
　　利用承諾書を読んで、「承諾」ボタンをクリックします。

② 新規プロジェクト作成ウインドウが表示されます。
　テンプレート選択では、GR-SAKURA_Sketch_V1.08.Zip を選択します。
　下段の新しいプロジェクト名を入力して（ここでは「test」）「作成」ボタンをクリックします。

③ Webコンパイラの画面が出ます。
　LEDをチカチカさせるサンプルプログラム「gr_sketch.cpp」がすでに用意されています。

④ 「gr_sketch.cpp」を選択後、画面上の「ビルド」ボタンをおしてビルドしてみましょう。

⑤ コンパイル完了しました。

⑥ コンパイル終了後「OK」をクリックします。
　マウスを右クリックし、生成された sketch.bin をパソコンにダウンロードします。

⑦ ダウンロードファイルを保存します。
　ダウンロードされたsketch.bin は、PC上のダウンロードフォルダ内に保存されます。

⑧ 保存したsketch.bin を、GR-SAKURAドライブにコピーします。
　コピー完了後、自動的に sketch.bin が実行されLEDが流れるような点灯が開始されます。
　下記画面は、gr_sktch.cpp をダブルクリックし、ソースを表示させたものです。
　点滅スピートの数値を変更して保存ボタンを押して、再度ビルドして確認して下さい。
　数値を小さくすると、点滅速度がゆっくりとなります。確認してみましょう。

以上が、Web上にあるコンパイラを使った紹介でしたが、上記はログインをゲストで入っているので操作方法
を確認して見る程度で、作ったプログラムの保存は出来ませんでした。

そこで、このWebコンパイラを実際に使用する為の手順を紹介します。

開発環境（１）Webコンパイラを使う。

　Webコンパイラを正式に使用する為には、ユーザー登録が必要です。これからユーザー登録の方法を紹介しま
すが、このWebコンパイラの大きな特徴は、ボード専用のコンパイラとなっておりチップに関する各種の煩わし
い設定が必要なく、即開発にかかれる事です。
Web上で開発できるプログラムサイズ（保存サイズ）は、Max：１００MB です。

MY RENESAS（ http://japan.renesas.com/myrenesas/ ）に登録し、Webコンパイラにマイページを持ちま
しょう。